がん治療と早期発見

ブログを開いていただきありがとうございます。 患者の集い・モミの木事務局です。 本日は「がん治療と早期発見」ということで、ブログを書いていきたいと思います。 がんは治る病気になりつつある? 科学の進歩は目覚ましく、新薬や新しい診断機器の開発も日進月歩です。当然、がん治療に対する私たちの概念も大きく変わってきました。 40年ほど前には、がんと言われたら、そのまま死刑宣告のようなもので、そのため、患者さんに告知をするかしないかという論争もあったぐらいです。 今では、家族の強い要望... Read More | Share it now!

保険適用医療の矛盾

ブログを開いていただきありがとうございます。 患者の集い・モミの木事務局です。 本日は、「保険適用医療の矛盾」ということで、ブログを書いていきたいと思います。 保険適用外の医療を受けたことがない、という方もいらっしゃると思いますが、がんと関わるようになると、「標準治療」「自由診療」などの言葉をよく耳にするようになりますので、今回はそれについて、考えを深めていけたらと思います。 がん治療の現場でよく耳にする「標準治療」という言葉があります。 正確に定義されたものではないのでしょ... Read More | Share it now!

免疫チェックポイント阻害剤の治療後の方を対象とした臨床研究のご案内

患者の集い・モミの木にもご協力いただいております瀬田クリニック東京にて、臨床研究にご参加いただける方を現在募集中です(2023年3月29日現在)。本ブログでもご紹介させていただきます。 瀬田クリニックグループでは、免疫チェックポイント阻害剤の治療後の方を対象に、免疫細胞療法(アルファ・ベータT細胞療法)の忍容性(安全性)および有効性を確認する臨床研究を開始しました。 本研究における治療費の負担はありません。 過去に免疫チェックポイント阻害剤による治療をされた方は、本研究の対象... Read More | Share it now!

「一般社団法人 日本NKT細胞標的治療研究会」設立について

本記事は下記のURLにて掲載されておりますプレスリリースをもとに作成しております。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000112260.html ぜひこちらも合わせてご覧ください。 新しいがん免疫療法「NKT細胞標的治療」のがん治療の有効性を基礎及び臨床医学的に様々な角度から検証し、さらに有効性の高い治療技術の発展を図り、がん治療において広く社会に貢献することを目的に、2022年4月1日に関連医師らの協力により発足された「日本NKT細胞標的治療研究会... Read More | Share it now!

がんに関する映画「愛する人に伝える言葉」公開決定!

がんで余命宣告を受けた本人は残りの人生をどう整理しなければならないか。親、家族、医療従事者はその事実をどう受け入れなければならないか。人生をどう前向きに生きていくのか、「終活」を描いた映画「愛する人に伝える言葉」の公開が決定いたしました。 公開日 2022年10月7日(金)※一部地域では公開日が異なることがございます。 公開劇場 東京 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座 名古屋 ミッドランドスクエアシネマ 大阪 大阪ステーシ... Read More | Share it now!

【全面勝訴】自家がんワクチン療法の有効性に関する裁判

2022年に、東京高等裁判所にて、セルメディシン株式会社(以下セルメディシン社)が提供する「自家ワクチン療法」の有効性に関する裁判が行われていました。裁判の結果は、被告側(セルメディシン社)の「全面勝訴」の内容で、2022年7月23日に確定しました。 「自家がんワクチン療法」とは? 詳しくはこちらをご覧ください。 https://cell-medicine.com/about/ 裁判で認められた有効性 本裁判は、がんにて亡くなられたご遺族から、セルメディシン社を被告とする損害... Read More | Share it now!

混合診療と医師会と規制緩和

混合診療 一審は勝訴 これに対して時の厚生労働大臣 民主党政権時代舛添要一厚生労働大臣が控訴を行う。可能性が奪われた未来の医療 大まかにいうと混合診療とは、保険診療と保険外診療(いわゆる自由診療)が、混在して行われる診療のことであり、日本では一部を除いて原則認められていない。保険診療機関で、混合診療が発覚するといままで治療を受けていた治療に対して、保険診療部分の公費負担が取り消され、すべての医療行為に対して自己負担が強いられることになる。 そのため、保険適応外の免疫細胞療法な... Read More | Share it now!

最大耐用量

可能な限り、その患者さんが耐えられるだけ大量に投与する。 MTDは、正しい薬剤の使用の仕方か? がんの治療法の開発は、抗がん剤の開発の歴史といっても過言ではありません。 医学においては、それがなぜ、そのような効果がおき治療法として成り立つのか、理由がわからず確立されてきた治療法は多くあります。 免疫系を利用したワクチンなどは、その最たるもので、免疫機構の仕組みがはっきりわからないが、一度かかった伝染病には、二度かからないという経験値から生み出されたものです。 抗がん剤も、その分子レベルでの役割が理解でき... Read More | Share it now!

エビデンスという言葉でごまかす人たち

標準治療以外の治療法を否定する人たちが、常に口にするのはエビデンスという言葉です。 それでは、エビデンスというのいったい何なのでしょうか? 医学で用いるときには、EBM:Evidence Based Medicine といい根拠に基づいた医療という言葉です。 簡略化して言えば、統計学的有意差が証明されたものをいいそれをもって証拠として扱っています。 統計学的データは、右に行くか左に行くかわからないときに、少しでも可能性が高いほうを選択しようとするときに使用すべき指針であって、それを証明とするのは他の科学... Read More | Share it now!