Dr.菊永Room


久留米大学医学部卒業後、恩師の勧めにより慶應義塾大学医学部外科へ入局したのが40年前になります。腫瘍外科医として食道癌を中心に癌の手術を行なって参りました。
私たちは癌に対して基本的に集学的治療を行いますの
で、手術・化学療法・放射線治療そして緩和ケアを組み合わせて治療をします。
国民皆保険という医療の中で、日本人医師の大半は保険診療という枠内で医療を行います。しかしこの枠が世界に比べると意外に狭いのです。しかも統計学という架空のエビデンスが、治療ガイドラインや診療規約を作り上げ、医師の裁量権を奪い、患者の希望を砕いています。
人口減少に伴い日本医療は縮小、医師の技術力も低下しています。これを回復するためには、日本人医師は海外の豊富な医療市場で活躍し経験値を高めなければなりません。その中で、過酷な医療を知り、工夫を学び、治療の根幹を習得して欲しいのです。
2000年から海外への日本医療普及に心血を注いでおりますが、現在はJICAの協力により、バングラデシュにSHIP INTERNATIONAL HOSPITALを設置し、ガイドラインはあくまで指針であり、医師として培った知識と技術と姿勢で、患者さんの希望と利益のために、患者さんの笑顔を求める医療を遂行して行ければいいと思っています。

定年退職後、2022年6月に都内で開業し、「免疫」というメスの力を使って、癌撲滅のために一歩を踏み出しました。免疫こそ癌治療の最良の武器だと思っています。
しかしまだまだ未知のことばかりである上に、肩身の狭い自由診療ですので、大変な道のりですが、モミの木の仲間として患者さんを笑わせる医療に全力を注ぎたいと思います。

東京メディカルテラス 院長
一般社団法人国際医療テラス 理事
日本医療で世界の患者を救う会 代表

菊永裕行

一般社団法人国際医療テラス

日本医療で世界の患者を救う会

東京メディカルテラス