RIKEN-NKT(NKT細胞標的治療)について

理化学研究所発のバイオベンチャー企業・株式会社理研免疫再生医学がもつNKT細胞活性化技術を採用。体内のNKT細胞の活性化を特異的に促す樹状細胞ワクチンです。本治療では、まず血液から採取した単球を培養し樹状細胞に成長させます。この樹状細胞に「αガラクトシルセラミド」を取り込ませて体内に戻すことで、体内のNKT細胞を活性化させます。

RIKEN-NKT(NKT細胞標的治療)の流れ

採血・単球を分離

採血により得た血液から
単球を分離します。

培養

単球を培養し、
樹状細胞に分化させます。

糖脂質を添加

糖脂質「αガラクトシルセラミド」を添加し、活性化させます。

投与

安全性の厳密なチェック後、
樹状細胞を皮下注射で投与し、
患者さんの体内に戻します。

抗原を取り込ませただけの従来型の抗原提示細胞と異なり、新技術のアジュバントを付加することで、がん抗原特異的なTh1細胞(CD4+細胞)を優位に活性化させることが可能となります。その結果、Tリンパ球を強力に誘導できるだけでなく、がん細胞がつくりだす免疫抑制の一端を同時に解除する効果が期待できます。